POSレジスターのさまざまな機能

POSレジスターとは、POSシステムと接続されたレジスターで、主にスーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの会計カウンターで導入されています。専用のバーコード読み取りセンサーを商品に添付されているバーコードラベルにかざせば、瞬時に商品名と価格が入力され、素早く決済が完結する便利な機能を享受できるのは、日常のごく当たり前の光景となりました。決済が完了すれば、インターネット回線を介して専用のデータセンターに瞬時に情報が送信され、かつては紙ベースの書類で管理されていたものが、コンピューター上で処理されるようになり、より確実で、より素早い管理が可能になりました。そんなPOSレジスターには、単に決済の処理や、売り上げの管理以外にも、さまざまな機能があります。

商品ひとつひとつの厳格な管理を可能に

かつて、紙ベースで管理をしていた時代は、店舗の閉店後にレジスターの決済の機能をストップし、1日の売り上げを集計する、いわゆる「レジ上げ」「レジ締め」の操作をすることで、備え付けのロール紙に商品名や価格が印刷され、それをまた帳簿に書き写すという煩雑な作業が必要でした。そこには、人間の手が介在するため、見落としや記入ミスと言ったヒューマンエラーが、どうしても発生し、売り上げ金額にせよ、個数にせよ、正しい数値を導き出せなくなるケースが少なくありませんでした。しかし、POSシステムの登場により、決済が完了した瞬間にネットワークを介して専用のデーターセンターに確実な数字が記録されるため、前述のようなヒューマンエラーの発生の余地を完全に排除する事に成功しました。これにより、確実な経理が可能になっただけではなく、1個単位の誤差すら無い売り上げ個数のデータから、その後の仕入れの計画など厳格な在庫管理も可能となりました。

マーケティングにも大きく貢献する

昨今のPOSレジスターは、決済や在庫の管理だけではなく、マーケティングにも役立てられています。ポイントカードなどの提示を求めた上で決済を行った際は、あくまでもコンプライアンスや個人情報保護法等の法令を遵守する事はもちろん、会員本人が同意した上で入会した事を大前提に、例えば「女性 主婦 30代」など個人を特定しない形で、どのような属性を持つ人物に、どのような商品が売れたのか等のデータが収集されます。これらのデータに基づき、売れ筋となる人気商品を探り、その後の商品開発や、仕入れ在庫の的確な確保へと役立てられます。また、マーケティングとも連動し、セールやキャンペーンの打ち出し方のプランにも、大きな影響を与える貴重なデータとなります。それらの取り組みは、顧客のニーズに応え、最寄の店舗で欲しい商品が、お得な価格や、適正価格で購入できる機会へと繋がり、マーケット全体の活性化への貢献も期待されています。